骨折で入院した時に便利なグッズ5選。お見舞いの品にいかが？

骨折で入院した人のお見舞いに行きたいけど何を持っていけばいいだろう？と悩んでいませんか？

骨折で入院となると部位にもよりますが、活動を制限されることが多くなります。

このように、患者さんは活動の制限や痛みで動けないだけでなく、慣れない環境での生活により多くのことに不便を感じてしまいます。

そんな不便を解消してくれるグッズをお見舞いの品として持っていけば喜ばれると思いませんか？

お見舞いの品におすすめしたい便利なグッズ4選

これから紹介するのは、実際に患者さんが使っていて「これいいな～」と思った物から定番なものまで紹介しています。

患者さんによってのおすすめ度も出しているので、お見舞いの品としてぜひ参考にしてみてください。

S字フック付きのかご

ベット上での安静が必要な骨折の場合におすすめなのが、このS字フック付きのかご。

ベット上で安静が必要な場合、ケータイやテレビのリモコンなどが布団のどこかに埋もれてしまったり、ベッドの下に落ちてしまうことが高確率であります。

自分で動けないので、落ちたものや布団に埋もれたものも満足に拾えずに不便に思うそうです。

しかし、S字フック付きのかごがあれば、ケータイやリモコンが埋もれてしまったり、ベッド下に落とすことの心配が無くなり、快適に過ごすことができます。

使い方は簡単でベットの柵にかけるだけでOK。このように手の届くとこに置いておきたい物を入れておけるので、かなり重宝します。

100均で売っているのでマジでおすすめ。

他のお見舞いの品と一緒に持っていくのがいいでしょうね。

スマホスタンド

ベット上で仰向けのままスマホを操作していると手が疲れますよね？

腕を骨折している場合も片手だけの操作になってしまうので大変ですし、YouTubeなどの動画を見るのも疲れてしまいます。

そこでおすすめなのがスマホスタンド

使い方はベットの柵に取りつけて、自分の好きな位置にスマホをセットするだけ。寝ながら動画だって快適に見れますし、片手だって楽に操作できちゃいます。

価格も2000円くらいで購入できますよ

小説や雑誌など

入院生活は1日が長く感じるくらい暇だそうです。

特に、動けないときなんてリハビリ以外はベッド上で安静にしていることがほとんどなので、とくにやることもなく昼間もウトウトしてしまう患者さんも多くいます。

そんな暇な時間を潰すために小説や雑誌、漫画などは重宝します。

普段読むことができない本を読んで、ゆっくりとした時間を送るのもいいかなと思います。目も疲れるので、夜も寝付きがよくなるかもしれませんよ。

また、年配の方には入院による環境や生活の変化から認知症を予防するために脳トレなどの本もおすすめです。

入院中は本当に刺激が大事なので、認知症や寝たきりにならないためにも刺激を与えて脳を活性化させることが大事。

ただ、本や漫画・雑誌などは定番のお見舞い品ですが、多く持ってきすぎても置く場所がありませんのでほどほどにしてくださいね。

テレビカード

入院中の暇つぶしで大事なテレビ。

個室だと無料で見ることができますが、大部屋の場合はテレビカードが必要になります。

テレビカードは有料なので、どこの病院でもだいたい1枚1000円だと思いますが、1000円で視聴できる時間は限られているので、暇だからとつけっぱなしにしてるとすぐにカードの残量がなくなってしまうんですよ。

病院のテレビカードは1000円でどれくらい視聴できる？賢い使い方は？

そもそも入院というだけでお金がかかるのに、テレビカードもとなると本当に痛い出費になってしまいます。

そんなテレビカードをお見舞いの品に持っていったら喜ばれると思いませんか？

仮に退院の際にカードの残量が余った場合もお金に換金することができます。

アロマの香りがするオーガニックシャンプー

骨折による多くの場合は介助がないと風呂に入ることが難しくなってしまいます。
病院にもよるかもしれませんが、毎日お風呂に入ることができず入れるのも週に2回程度でしょう。

夏場などは自分の匂いが気になっちゃいますよね。

そこで、おすすめしたいのがアロマの香りがするオーガニックシャンプー。

商品名はハーブガーデンシャンプー

実際に使っていた患者さんがいたんですが、ふんわりラベンダーのようないい匂いがしたので、入浴介助している私も気にいってしまい購入しちゃいました。

高級なサロンで洗っているかのようなアロマの香りに癒されるので、リラックス効果を期待できます。

ただでさえ満足に入ることができないお風呂なので、入れるときくらいはいいシャンプーを使って快適なお風呂の時間にしてあげると喜ばれると思いますよ。

骨折のお見舞い品Q&A

お見舞い品に食べ物はいいの？

お見舞いで食べ物を持っていこうと思う方は多いと思いますが、看護師目線から言わせてもらえばおすすめはしません。

その理由の一つに食事制限をしている場合が多いからです。

例えば、足の骨折の場合は血栓(血の塊）ができやすくなります。そのためたワーファリン（血液をサラサラにする）薬を飲んでいることが多いです。

このワーファリンを服用していると納豆や青汁などは薬の効果を弱めてしまうので避けなければいけません。

また、糖尿病があったり予備軍であったりするとカロリー制限をされます。

血糖値が高いと骨折の手術後に傷が感染しやすくなったり治りが悪くってしまうリスクがあるのです。最悪の場合、再手術にもなりかねません。

このように、骨折で入院していても様々な理由から食事制限をしている患者さんは結構いるのです。

若くて持病もない患者さんであれば問題はないと思いますが、食べ物を持ってきたいのであれば、食事制限がないか確認をしたうえで持っていくことをおすすめします。

カルシウムのサプリは？

骨折を早く治すためにカルシウムのサプリは？と思われますが、カルシウムに限らずサプリは薬との飲み合わせが悪い場合があります。

結構、患者さんの中でもサプリ飲んでいいですか？という質問をうけますが、必ず医師と薬剤師に確認しなければなりません。

それに、カルシウムの吸収をよくするためには日光浴も大切です。

また骨折の手術をした場合、手術内容にもよりますが骨の治りを促す超音波(セーフス)を使いますので、無理に入院中にサプリを飲む必要はないと思います。

おわりに

いかがでしたか？

骨折で入院すると、入院期間も長く活動を制限されるこが多いため不便に感じることがたくさんあります。

ただでさえ不便な入院生活を少しでも快適にすごせるものをお見舞いの品にしたら、きっと喜ばれると思いますよ。

今回は、私自身が整形外科病棟で勤務しいているなかで患者さんが実際に使っていたものを中心に紹介しました。

是非参考にしていただければと思います。