採血やルートキープの際には必需品の駆血帯。
「なんか自分の駆血帯を持っていると、できる看護師っぽいし私も欲しい。でもゴムとワンタッチどっちがいいんだろう?」
病院によって支給されているものが違うかもしれませんが、個人的にMy駆血帯を持っている看護師も多いですよね。
今回は、私の病棟スタッフがどの駆血帯を使っているのか、またその理由にについて調査してみましたので参考にしてみてください。
調査した結果…駆血帯はゴムorワンタッチどっちが多い?
病棟スタッフ25名に調査した結果、どの駆血帯を使っている看護師が1番多かったのか?
第一位(11名)ピンチ付きのゴム
第二位(10名)ゴムのみ
第三位(4名)ワンタッチ式
という結果でした。
では、それぞれの駆血帯を使っている理由について見ていきましょう。
ピンチ付きのゴムタイプを使っている理由
・駆血帯を巻くのが下手だから
・汚染してもすぐ洗える
・簡単に駆血できる
・ワンタッチよりは平均して安い
・ゴムが破損しても換えが安い
・途中で外れない
・できる看護師っぽい
実際に理由を聴くと、ゴムタイプだと縛るのが面倒だから簡単に駆血できるピンチ付きにしたという意見が多かったですね。
価格も高くはないし、仮にゴム部分が切れたとしても換えが安い。また、血液などで駆血帯が汚れてしまったとしても簡単に洗えるのも魅力の1つだと思います
一方で「ピンチの部分で肉を挟んでしまったことがある」「腕が細いとピンチ部分のあたる面積が大きすぎて駆血できてるか不安になる」というデメリットの意見もありました。
しかし、トータル的にみても1番使い勝手がいいのは間違いないのでう、みんなから選ばれる理由でしょうね。
ゴムタイプを使っている理由
・あえて買う必要なくゴムタイプで十分
・汚れたら洗える
・新人のときから使ってるので慣れているから
私の病院では、ゴムタイプのみの駆血帯が支給されています。新人研修のときからゴムを使っているから慣れているため、あえて個人用を買う必要がないとの意見が多かったです。
わざわざ駆血帯にお金をかける必要もなく、病院で支給されているものだから気軽に使えるのでしょうね。
一方で「新品だと滑ってすぐ外れる」「巻くのが面倒くさい」「縛るときに痛がる患者さんもいる」というデメリットも。
「血管が怒張されないなと思っていたら駆血帯が外れていた」
なんてことも新しいゴムの場合はよくあります。この場合は、アルコール綿で駆血帯を拭けば外れなくなりますよ!
ワンタッチ式を使っている理由
・駆血するとき患者さんが痛がらない
・取り外すのが簡単
・前の病院がコレだったから
・止血しながらできる
ワンタッチ式は少数派でしたが、以前の職場で使っていて慣れているから持ってるという人がほとんどでした。
駆血するのも簡単ですし皮膚が弱い患者さんや小児にも使いやすいという意見も。
また、採血やルートキープで失敗してしまったときって止血するまで次を刺すことできないじゃないですか?ワンタッチ式の下にアルコール綿をおいて駆血すれば止血バンドにもなるという面白い意見もありました。
一方で「患者さんの皮膚を巻き込むときがある」「洗ったら乾かさないといけないので面倒」というデメリットの意見もありました。
皮膚を巻きこむというのはどの駆血帯でもありますが、汚染した場合ワンタッチ式はナイロン素材なので簡単に洗えないのが残念な点です。
私がおすすめはワンタッチ式
今回の調査ではピンチ付きのゴムタイプを使っている看護師が多かったですが、私がおすすめしたいのはワンタッチ式。
慣れれば使いやすいだけでなく、患者さんにも優しい。それに、失敗したときにでも止血しながら再穿刺できる点も魅力だなと思うからです。
でも、どのタイプを選ぶにせよ自分にとって使いやすいのが1番ですので、My駆血帯を購入する際の参考になればと思います。